人を「動かす」のは難しい。
そもそも、多かれ少なかれ、誰もが自分の行動には意思を持っています。
それに対して、周りから別の意思を持って人を動かそうとするのは、その人の意思を変えさせる行為になります。
さらに言えば、もともと大して意識してとった行動でなくても、それを「動かそう」という他人の意思を感じた瞬間、硬直し、抵抗する人は多いです。
人を「動かす」と思ったとき、どうしてもすごく巨大な石をテコで動かそうとしてうなっているような感覚に陥ってしまいます。
こんなとき、思い出されるのが「北風と太陽」。
力を持って、旅人の上着を吹き飛ばそうして、旅人の抵抗にあって屈した北風。
環境を変え、旅人が自らの意思で上着を脱ぐように動機付けした太陽。
どちらが上手か、言うまでもなし。
…こんな素朴な童話が、仕事における「動機付け」を考えるとき、よく思い出されます。
そして、自分は「北風」か「太陽」か、はたまた実は「旅人」なのか。